”Colony”という海外ドラマをNetflix(たぶんNetflixオリジナルではないし、2016年のTVドラマかと思う)で見ているが、ストーリーラインは侵略してきたエイリアン側に立つ体制側の人間と自由を取り戻すために戦う反体制派の間で揺れ動く家族の話なのだが、見ていて気づいたのが「自分は反体制側に全く共感出来ない」ということだった。 まだ、シリーズ1しか見てないけど。 というかですね、「…の為に戦う」とかも良いんですが、長いものに巻かれながらもその中で出来ることを探っていくやり方の方が現実的なわけです。 ドラマなのでそんなこと言ったら話にならないので、そういった現実主義の人たちは非常に狡猾で血も涙もないような利益のためなら人の命もいとわないような悪い人たちに描かれているのですが、人生そんなものだと思うのです。 長く映画など見てきましたが、物語の中でどちらかと言えば悪い、矮小な存在として描かれる立場の人物達に共感を覚えた自分の魂が汚れたのか、それとも人生の折り返し地点を曲がってもうそろそろ終末の落日を考え出す年頃になった自分には、正義を振りかざして時間を無駄にするよりも、もっと良いやり方があるよと思っているのかも知れません。 さすがに露骨に裏切ったり人の道を踏み外すような事はしませんが、権力だったり、それに近しい力を利用して仕事を動かしていくわけです。 むしろ、ideologyを振りかざして権力者と戦うという部分に嫌悪感すら感じてしまったので、もう自分も年だと感じたのです。 ちょっとcopyrightの扱いが分からないので、画像はRotten Tomatoesから引用。 とは言えそれなりに面白いドラマなのでNetflixで見てみてください。 Previous post 冬の終わりと春の始まり Next post ミジンコ このThemeイマイチ普通の街並みを退廃的に撮る冬の終わりと春の始まり Comments are closed.
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